YouTube、年内に日本で有料サービスを開始
Youtubeが、ついに有料サービスをはじめるそうです。
$9.9で見放題のアメリカ版と同じような仕様になるらしい。
さらに、入会するとGooglePalyMusicの聴き放題も使えるようになる、とのことです。
コンテンツの配信サービスはまさにレッドオーシャンになりつつありますね。
Hulu、Amazonなど世界的大手企業が参入しています。
(ちなみに、Youtubeのアメリカ版有料サービスは「Youtube Red」。まさにレッドオーシャンの到来を予見したかのような命名です。)
このレッドオーシャン化、視聴者側にとっては、好ましいのですが、コンテンツの供給側にとってはいかがなものでしょうか??
私は、コンテンツ供給側にとっては何一ついいことが無い、と思います。
例えていえば、一生懸命作ったワインが、飲み放題サービスの中にあるようなもので、味の区別がつかないひとに飲まれても価値がないですし、逆に味のわかる方に、定額で飲み放題で飲まれても困る。
確かに大手サイトに掲載されることでより多くの人の目に留まる可能性はあるかもしれませんが、その他大勢と一緒の競合ですからこれまた苦しい。
また、人は対価を払うことで満足を持つ側面もありますので、定額見放題の中でコンテンツを見ても満足度が低いと思います。
さらに売上は、視聴数あるいは視聴時間で配分される(と思う)ので、これまた限りなく少なくなりそう。。。
すでに音楽の世界がそうなっていますね。
音楽が聴き放題になる、さらに悪いケース(これまたたくさんありますが)で、Youtubeなどに違法にアップロードされて無料で聴かれてしまう、といったケースから、ミュージシャンはCDの販売ではなく、ライブで収益を上げる、という方向になってきています。
動画配信についても、そのコンテンツを見たい、ある程度限定されたグループに有料で配信という形が望ましいのではないかと思います。