動画配信Q&A
動画配信について、よくあるご質問に回答しています。
この他のご質問がある方は、お問い合わせよりお気軽にお問い合わせください。
■自分のホームページで動画をストリーミングしたいときどうすればよいですか?
■ストリーミング配信の動画がきれいに見ることができません。どうしてですか?
■ストリーミング配信とは何ですか
インターネット経由で動画(音楽、音声など)を視聴するための技術です。
ストリーミング(streaming)とは、stream(流れ、小川)の意味で、動画や音声といったデータがインターネットを介してユーザのスマートフォンやパソコンに配信されながら、同時に再生される技術を言います。
■ストリーミング配信とダウンロード配信の違いは何ですか?
インターネット経由で動画を視聴する場合
・ストリーミング方式
・ダウンロード方式
の2つの方法があります。
ダウンロード配信は、データを全てスマートフォンやパソコンにダウンロード(保存)してから再生します。 一方、ストリーミング配信はデータをダウンロードしながら同時に再生します。
ストリーミング配信ではダウンロード配信に対し次のような利点があります。
・データを保存する必要がないので視聴者のハードディスクに多量の空きが少なくてよい
・再生がすぐにはじまるため、データをダウンロードするために待つ必要がない
・データを保存されない=著作権侵害の問題が起こる可能性が少ない
・ライヴ中継が可能
ダウンロード方式は、
・動画データがダウンロードされてもいい
・先取り再生りしなくてもいい
などの場合利用できます。ダウンロード方式の場合は、WWWサーバでの配信が可能です。しかし、特に、動画データがユーザのスマートフォンやパソコンに残るためユーザのハードディスク領域を圧迫し、場合によってはOSの動作に不具合が生じたり、著作権のある動画の場合は問題が起こる可能性があります。また、ファイルを全てダウンロードしないと先を早送りして見ることができないなどの欠点があります。
■なぜストリーミングサーバーが必要なのですか?
ストリーミング配信には、通常のテキストや静止画を格納するWWWサーバーとは別のサーバーが必要です。これは、WWWサーバーがデータを送り出す方式と、ストリーミングサーバーがデータを送り出す方式が異なるためです。
WWWサーバーはアクセスが集中すると、データの送り出す速度を落としても全てのアクセスにこたえようとします。このため、WWWサーバーからダウンロード方式で動画配信をする場合、アクセスが集中すると映像がとぎれとぎれになるという現象が生じます。ストリーミングサーバーは多量のアクセスに答えるようになっており、さらに限界を超えるアクセスが集中した場合は、先にアクセスしたユーザに対して、動画を途切れずに配信するようになっています。
このため、ストリーミングサーバーは高機能及び、多量のアクセスに耐えるバックボーン回線が必要になるのです。
■自分のホームページで動画をストリーミングしたいときどうすればよいですか?
ホームページ(ウェブサイト)での動画配信には、多くわけて以下の手順が必要です。
1.動画(ビデオ)の制作
2.エンコーディング(ビデオ素材のデジタル化)、コンテンツの制作
3.動画データのサーバへのアップ
4.ホームページ(ウェブサイト)への組み込み
まず、元の素材となるビデオ制作ですが、お手持ちのDVカメラなどで撮影したものでもOKです。撮影、編集も弊社にてご予算に応じて承ります。
次に配信元となる素材のビデオですが当社では、BetaCam、DVCAM、DV、S-VHS、VHS、DAT、CD、MDなどの素材に対応しています。
ついで、エンコードした映像をストリーミング公開するホームページ(ウェブサイト)は、今、貴社がお持ちのページでOKです。
ホームページ(ウェブサイト)に埋め込む形で公開することもできますし、映像スタートのボタンで、別ウインドウで動画が流れるようにすることも可能です。
■リアルタイム(ライブ)配信とオンデマンド配信の違いは?
ストリーミングには、テレビの生中継と同じようなライブストリーミングと、見たいときにいつでも視聴できるオンデマンド配信があります。いずれも視聴者側の環境に違いはありませんが、ストリーミングの送出側は、ライブ配信の場合はライブ配信用ソフトを利用する必要があります。
■ストリーミング配信での帯域(ビットレート)とは何ですか?
ビットレートとは、1秒間にどれだけのデータ量を転送するかの値です。
750kbpsは750kビットの情報を1秒間に転送することになります。1バイト=8ビットですから、750kビット=93.75kバイトとなりますので、1秒間に93.75KBの情報を転送できることになります。
コンテンツが3分の場合、93.75×360秒=33,750KB=約33MBのデータ量ということになります。
最近は通信速度が飛躍的に向上しているため、高画質の動画は2Mbpsなどで配信されています。
■ストリーミング配信の動画がきれいに見ることができません。どうしてですか?
動画をきれいにみることが出来ない場合、その原因は
1. ご利用のスマートフォンやパソコンの環境
2. 回線環境
にあると思われます。
1. スマートフォンやパソコンの環境
通信速度が十分に確保されている場合であっても、お使いのスマートフォンやパソコンのCPUやメモリなどの性能が低い場合、視聴がスムーズに行かない場合があります。また、他のソフトが立ち上がっている場合も考えられます。
2. 回線環境
インターネットを通してデータが送られてくるストリーミングの場合、送信側のサーバから受信するまでに様々なルートを通ることになります。その一部で回線の混雑が発生すると映像がとぎれるなどの状態が起きることがあります。また配信側のサーバが、基幹回線から離れている場合も同様の可能性があります。
■撮影した映像をストリーミングするには?
映像素材をストリーミングするためには、以下の手順が必要です。
1. キャプチャリング
素材をDVカメラやデジタルカメラ、音声であれば録音テープからスマートフォンやパソコンに取り込みます。キャプチャリングの際には、IEEE1394やUSBなどのインターフェースが必要となります。
2. エンコーディング
キャプチャした動画ファイルをストリーミングに適した動画ファイルに変換します。
3. ストリーミングサーバへアップ
■ストリーミングに必要な機材は?
ストリーミングを実施するためには、
1. 映像素材(素材を制作するためには、カメラ)
2. キャプチャリング及びエンコード用PC
3. ストリーミングサーバー
が必要です。特にストリーミングサーバは、送り出す動画の種類に応じたストリーミングサーバーを通常のHTTPサーバーとは別に設置し、さらに多数の視聴者に配信するためには、広帯域の回線が必要となります。
■METAファイルとは
動画ファイルに直接リンクすると、ストリーミング再生されずに、データをダウンロードしてから再生することになってしまいます。そこで、ストリーミング再生をするためにMTEAファイルを経由してストリーミング再生を行います。
WindowsMediaの場合は asx. wvxファイル
を使用します。一般にMETAファイルはテキストエディタなどで作成します。
■VBRとCBR
VBR(Variable Bit Rate)は可変ビットレート、CBR(Constant Bit Rate)は固定ビットレートのことです。CBRは動画のデータ転送量を常に一定に保って記録するのに対して、VBRでは動きの激しい場面等で多くのデータ転送が必要な場合にはビットレートを大きく、動きが小さくデータ転送量が少ない場合にはビットレートを小さくすることにより、画質を確保したままでファイルサイズを小さくすることが可能です。
通常、CBRはストリーミング配信向きで、VBRはダウンロード配信向きです。
■クラウドとは何ですか?
動画配信におけるクラウドとは何ですか?。こちらをご覧ください。