トランスコードシステム ー動画システム開発ー
今日は、動画システム開発のうち、自動トランスコードシステムについてお話します。
ストリーミング・ジャパンでは、過去15年、いろいろな動画システム開発に携わってきました。
日の目を見たもの、日の目を見なかったもの、いろいろあります。
もちろん、日の目を見たものがあったから、今のストリーミング・ジャパンがあるのですが!
本当にありがたいことです。
さて、そのような動画システム開発のうち、いまいろいろなシーンで活用されている技術が、動画の自動トランスコードシステムです。
表には出てこない、縁の下の力持ち、といった具合のシステムです。
今、インターネットで動画を見る場合、大きく分けて
A パソコン(Windows、Mac)
B Androidスマートフォン
C iPhoneやiPad(iOS)
があります。
AはFlashベースで、BとCはHLSという形式で配信されます(これらについてはまた解説します)。
さて、一方で撮影された動画は、これらの配信形式になっていないことがほとんどです。
そこで、撮影された動画を、配信に適した形に変換する、「トランスコード」という作業が必要になります。
従来、このトランスコードは、手作業で行っていましたが、これを自動化したのが
SJAT(ストリーミング・ジャパン・オートトランスコードシステム)です。
SJATは、動画をアップロードすると、それぞれ配信に適した形に、さらに視聴者側のネットワーク環境が悪い場合も想定して、異なる3本のビットレートの動画を排出、配信用サーバにアップロードする室テムです。
弊社の様々なお客様のサービスを支える基本技術の一つです。